Windows10をddでクローンしてGTP-NVME-SSD128GBからGTP-NVME-SSD1TBへ移行する
結論
(更新) 結論から言うと、NVMe接続のスロットにSATA接続のm.2 SSDは接続できない。 価格.com - 『2.5インチSSDではなくM.2のSSDの換装ないし増設について』 Lenovo ThinkCentre M75q-1 Tiny 価格.com限定 AMD Ryzen 5 PRO 3400GE・8GBメモリー・256GB SSD搭載 パフォーマンス 11A4CTO1WW のクチコミ掲示板
概要
PCであるThinkCenter M75-q1のnvmeSSD128GBを換装する際、SSD1からSSD2へ換装できなかった。 原因と解決策を記載しておく。
今回利用したSSDは下記。最終的にSSD1からSSD3へ換装した事となる。
- Samsunq MZ-ALQ1280 128GB M-Key nvme
- Kingston RBU-SNS8152S3 256GB B&M-Key SATA? 今回使えなかった
- Kingston SKC2500M8 1TB M-key nvme
原因
M2インターフェイスはBkeyとMkeyがあり、SSD2は両方に対応するB & M keyだが、PCが認識できていなかった事がSSD2が使えない原因だった。
B/M keyには注意する必要がある。尚、B keyは6pin、M keyは5pinとなる。
参考 M.2 SSDのインターフェース - パソコンの選び方と買い方
SSD1(中央) と 問題だったSSD2(右)
USB-M2変換でSSD1からSSD2へコピーする際の接続写真。
解決策
そのため、B keyであるSSD3へ換装する事とした。 B keyを二つ認識できる機器を持ち合わせないため、B&M M2変換 を利用して、下記順序でSSD3へddでデータコピーした。 SSD1(B 128GB) → SSD2(B&M 256GB) へdd SSD2(B&M 256GB) → SSD3(B 1TB) へdd
手持ちのB&M USB to M2変換がB keyに対応していれば一気にSSD1からSSD3へ変換できるはず。
変換方法
- UbuntuのUSB Live diskを用意して起動する。
- diskと検索すると認識diskのDeviceが出てくるため、接続しているSSDのDeviceを調べる。
- ddでコピーする。
128GBから256GBへ変換する際は下記で行った。
dd if=/dev/nvme0n1 of=/dev/sda bs=64K conv=noerror,sync status=progress - 変換したSSDがPCのM2インターフェイスから認識できるか確認する
これが重要。認識できていないと勿論windows bootできない。
SSD2が認識できているものと思っていたため何回もハマってしまった。 - window回復パーティションを削除し、Cドライブパーティションを拡張する。
筆者は念のためディスクの最後にfdiskとddを使い回復パーティションを移しておいた。使えるのかは不明。 最終的に下記構成とした。Cドライブを300GB程度にしているのは、故障時のコピー容量を抑えるため。容量は必要に応じて増やす予定。
最終的にwindows 10のディスクをnvmeSSD128GBからnvmeSSD1TBへ換装できた。
余談
Windowsだけでやる場合は、AOMEIはMBR形式なら無料版でできる。GTP形式はProfessional版 5480円で可能。Windows向けのバックアップフリーソフト | AOMEI Backupper Standard
WindowsでもWSL2やVirtualboxでLinuxが使えるのでddでコピーするのが良い。今回はその容量すらなかったためGuesut Ubuntuを利用した。Windowsのみでddでコピーする方法の需要があればコメント下さい。