デジタルが旺盛する昨今だが、アナログ素子は切っても切り離せない。
5G/Noise Canceler/blocking/Direction Finding等、用途は多様だ。
これらを構成するアナログ素子は基盤化されているのか気になったため、検索してみた。すると、ADIのビームフォーマーチップが多く出てくる。
Tx Analog BeamForming
- ADAR1000 の 4 チャンネルのビームフォーマー・コア・チップを想定
- SPI によって制御可能
- 複数のデジタル・インターフェース形式(3.3 V および 1.8 V ロジック)
- オンボードのロジック・レベル変換器、電源用に 1.8 V 低ドロップアウト・レギュレータ
- USB を介して Windowsベースの PC から ソフトウェアを制御
24.5 GHz ~ 43.5 GHz
UHF帯で欲しいが見当たらない。
SDRベースで開発を行うRadioVerseもWIREDで詳しく紹介されていた。
「凄い5G社会」を支える「凄いアナログ」という魔法|WIRED.jp
ADIの広帯域トランシーバーチップ「ADRV9009」と汎用の他社製FPGA1基を組み合わせた、アライアンスパートナーのマリモ電子工業社製のボード(中央)。ADIとパートナー企業が一丸となって推し進める「RadioVerse™」のエコシステムは通信にまつわるさまざまな設計を簡素化する。
CMOSの手法でアナログ素子を集積した基盤をソフトウェアベースで簡易に制御できるなら夢のようだ。以下ADRx製品でADIから数多く紹介されている。
但し、これらはAnalog Beamformingでは無くDigital Beam formingのようだ。
RadioVerse
気になったためさらに調べてみると、youtubeでADIのRadioVerseが概説されている。
RadioVerseはソフトウェア無線ベースのデザイン環境であり、ADIのZynqSDR等によって製品開発までの流れを迅速化し、開発方法を一新し、研究、アルゴリズム開発、設計、プロトタイプ作成、製品化までをSDRで行えるようだ。
今後はSDRで製品開発を行うことが主流になっていくだろうか。
Rx Analog Beam-Forming
UHF帯で受信BeamFormingを行うなら、KerberosSDRが良いだろうか。
Networked Radio Direction Finding with KerberosSDR and RDFMapper
機会があれば使ってみたい。