ns同期したSDR/LoRa受信機のTDoAによる信号源位置推定
できそうな方法を二つ書いておく。
1.SDRによる任意信号の位置推定
ns同期可能なXTRXを利用するとタイムスタンプ付きIQ信号を出力可能なため、相互相関により対象信号の時間差を出し、更に受信機の位置を利用しTDoAをすれば良い。RTL-SDR並みの価格でns同期可能なSDRが出ると市場が広がりやすいが、そもそも信号源位置推定の市場はニッチなため数万円のXTRXでできれば問題ないか?
2.LoRa受信機によるLoRa信号の位置推定
LoRa-TDoAはヨーロッパで実運用されている情報を記事で稀に見るが、ns同期できるLoRa受信機は何を使っているのか調査が必要。更に、複合したデータにタイムスタンプが付いているのか調査。相互相関無しにTDoAできるならば、IQデータ送信が不要になるためだ。
所感
TTNの動向も気になる。見守りLoRaが普及するには、ns同期LoRa受信機が必要だが、市民が設置するとは考えにくい。行政や地域コミュニティが主導しなければ広がらないだろう。
しかしGPS付小型LoRaデバイスやLoRa付Androidが登場すると話は一変する。見守りだけでなくP2Pメッシュ型のLoRaインフラが誕生する。