2.4GHz帯無線LAN等の欧米基準試験データ等の活用可能性について

はじめに

総務省2.4GHz帯無線LAN等の欧米基準試験データ等の活用可能性について のスライドで、欧米基準に合わせようとしています。
特に気になる内容を見てましょう。

送信電力

26MHz以下は 10mW/MHzで変わりありません。

アンテナ利得

"12.14dBi以下。EIRPが12.14dBiの送信空中線に平均電力10mWの空中線電力を加えたとき以下の値となるときは、その低下分を補うことができる。"
アンテナ利得が12.14dBi以下というのは読み取れます。2.14dBiから10dB増えたことになります。

但し、EIRPの記載が良く分かりません。そもそもEIRPの単位はdBmです。どういう事でしょうか?
「EIRPが、12.14dBiの送信空中線に平均電力10mWの空中線電力を加えた値以下となるときは、その低下分を何かで補うことができる」とも読み取れます。
EIRPは、20dBm/20MHz + 12.14dBi = 32.14dBmまで許容していると考えられるので、 EIRPが22.14dBm以下の場合にアンテナ利得または空中線電力で+10dB補う事出来る、のでしょうか??
EIRP 32.14dBmまで許容するのも驚きですが、実際はどうなのでしょうか。

2.4GHz帯無線LAN等の 欧米基準試験データ等の活用可能性について

下記によると、アンテナ利得または空中線電力で補う事ができるようです。

5.2GHz帯無線LANの周波数共用検討及び技術基準案等

参考

2.4GHz帯無線LAN等の欧米基準試験データ等の活用可能性について